【昔と今】サイレン

 「サイレン」というと、まず戦争中の「空襲警報」を思い出します。

 もう既に、私の記憶は曖昧なので「ネット」で調べました。あるホームページにこんな記載がありました。
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 警報は「警戒警報」と「空襲警報」の二つに分かれる。警戒警報は「三分連続吹鳴」の長いサイレンで、これが鳴ると夜中であろうと昼間であろうと「防空体制」に入らねばならない。そして空襲警報は、数秒おきに断続的に鳴らされる警報で、これが来たらいよいよ急いで防空壕に入らなくてはならない。
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 私の記憶では、「警戒警報」発令は「ラジオ放送」のみで、「空襲警報」があの不気味な「断続音吹鳴」で「空襲警報解除」の時が「連続吹鳴」、これを聞いてヤレヤレと安堵したように覚えています。「警戒警報解除」は「放送」のみで「サイレン」は無かったように思います。ひょっとしたら「警戒警報発令」も上記のように「三分連続吹鳴」があったのかも知れない。

 本来からすると●警戒警報発令●空襲警報発令●空襲警報解除●警戒警報解除……の4つがあるはずなのですが……読者の中でご存知の方がいらっしゃったら「コメント」にでも書き込み御願いします。

 空襲警報のサイレン音は、大きな音「ブ〜〜」「プッ」「ブ〜〜」「プッ」と途切れるところがとても不気味な感じでした。

 それにしても、何処で鳴らしていたのでしょうか?発令は「軍部」だったようですが……。
サイレン1.jpg

 もっと前の記憶、昭和10年前後、「正午12時」にはどこからか一斉に「サイレン(連続吹鳴)」が聞こえてきました。小学校、中等学校の「授業開始/終了」(毎時間)も「サイレン」でした。会社(工場)の始業/修業時も「サイレン」が鳴ったように思います。正午は明治から「サイレン」の代わりに空砲を鳴らし「ドン」と呼ばれるものがあったようですが、神戸では聞いたことがありません。

 あるホームページにこんな記載がありました。
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私は昼休みに、運動場の草が生えているところで、日向ぼっこを兼ねて寝ていたが、始業のサイレンが鳴ったのに気がつかなかった。(京都一中)
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明治時代の学校で、時間になると小使いが鐘を鳴らしながら校内を歩き回った。
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 昭和12年〜13年頃に私は何度か小学校を転校しましたが、「サイレン」でなく「小使いさん」の「フリ鈴」の学校がまだありました。
小使い.jpg

 空襲が始まるようになったときは始終業の「サイレン」は無くなったでしょうね。また「フリ鈴」に戻ったのかな?ちょっと覚えがありません。「チャイム」というような洒落たものは「戦後」でしょう。そのまえに「ジリジリ……」というような「ベル」音だったかも?これも記憶が曖昧。

ウィキペディアにこんな記載がありました。
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終戦後しばらくは授業の開始・終了を知らせていたのは、振り鐘(ハンドベル)の音だったが、一部の生徒から空襲を知らせる半鐘を思い出すのでやめてほしいという要望が出たので、1954年に発明家の石本邦雄によって現在のチャイムが鳴る、ミュージックチャイムが開発された。曲名「ウェストミンスターの鐘」……。
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こんな記事も。
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日本の小中学校に『ウェストミンスターの鐘』が初めて導入されたのは戦後の1950年代。東京都大田区立大森第四中学校では、授業開始・終了のベルがよく故障していたため、新たなチャイムとして、すでに他の産業機器やオルゴールなどでよく知られていた『ウェストミンスターの鐘』のメロディを採用したという。
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 戦後の「始終業の」チャイム採用の前は少なくとも「サイレン」ではなかった。「フリ鈴」→「ベル」→「チャイム」かな?今では何も鳴らさない学校が多いようです。騒音というか、音にはすごく敏感になってきましたね。

 話は別ですが今、日本では「車の警笛」はほとんど鳴らしませんね。私が自動車教習を受けた昭和35年頃は、見通しの悪い山路などでは積極的に鳴らすよう教育されました。またチョットした「合図」としても簡単に鳴らしたものですが……。

 「サイレン」は「緊急自動車」も鳴らして走ります。「消防車」は戦前から変わりません。今は道路交通法で決められていて全国一律です。『ウ〜、ウ〜、ウ〜、カンカンカン』と警鐘つきの場合は火災出動、『ウ〜、ウ〜、ウ〜』とサイレン音だけの場合は火災以外の救助・救急支援・警戒などで出動するときです。
昔の消防自動車.jpg

 火災出動した消防車が鎮火後に戻ってくるときは、「カンカン」と鐘の音だけです。「先ほどサイレンを鳴らして出動しましたけれど鎮火しました」とお知らせする意味があるそうです。なお、火災出動では「カンカンカン」の3点鐘ですが、帰還時には間延びした「カ〜ン、カ〜ン」の2点鐘です。

 戦後は「パトカー」や「救急車」もサイレンを鳴らします。フランスだったかな「サイレン」の音が日本と違ってとても不気味な音でした。
フランスの救急車.jpg

さて、現在は……というと。こんなホームページが 。

「防災行政無線のサイレンパターンについてー大阪市ー」
https://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000245605.html

●弾道ミサイル攻撃に関する警報:弾道ミサイルが大阪に飛来する可能性がある場合の対応等について
サイレン(警報音)パターン(14秒連続音)

 注)これは「国民保護サイレン」というもので、ミサイルを含む武力攻撃に対して使用される。「武力攻撃が迫り、又は現に武力攻撃が発生したと認められる地域」に対し、防災無線から流されるもので、2005年に国で決められた。

●大津波警報:サイレンが聞こえたら、海岸や河川から離れ、津波避難ビルなど丈夫な建物の3階以上に避難してください。
サイレン(警報音)パターン:3秒吹鳴を3回。

●津波警報:サイレンが聞こえたら、海岸や河川から離れ、津波避難ビルなど丈夫な建物の3階以上に避難してください。
サイレン(警報音)パターン:5秒吹鳴を2回。
サイレンパターン.jpg

●警戒レベル4:速やかに全員避難してください。指定された避難場所への避難に限らず、近くの安全な場所や、屋内の高いところに速やかに避難してください。
サイレン(警報音)パターン:10秒吹鳴を3回。

●警戒レベル5:直ちに近くの安全な場所や、屋内の高いところに避難するなど命を守る最善の行動をとって下さい。
サイレン(警報音)パターン:20秒吹鳴を3回。

●緊急地震速報(震度5弱以上):サイレンが聞こえたら、直ちに身を守る適切な行動をとりましょう。
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 こんなの、ほとんど知りませんでした。「防災無線放送」の一環のようです。

 各自治体によっていろいろ「警報サイレン」は違うようです。
(例)気象警報や光化学スモッグ注意報・避難所開設などの周知。避難準備情報・避難勧告・避難指示などの周知。火災発生の周知・消防団員の招集・鎮火報告。クマ・イノシシ・サルなどの害獣の出没情報……などなど。

 こんなのが「¥2,000/日」でレンタル出来るようです。
サイレン機.jpg

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