【海外旅行】1994年ジャワ島7日間(8/9)

【第5日】1995年(平成7年)1月2日(月)ジョクジャカルタ→ソロ 100ルピア=\5

 あっという間にもう、今日1泊でインドネシアとお別れだ。

 ジョクジャカルタから東60キロにあるのがソロの町、私達には「ブンガワンソロ」の歌で馴染みのところ。でもこれは「川」の名前なんだね。そこに行く道中に、「プランバナン遺跡群」というのがあって、それらを見て行こうという計画。
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 注)「ブンガワンソロ」の歌は、終戦後、ジャワにいた兄達が復員してきて、よく歌っていました。

 「チャンディ・カラサン」と「チャンディ・サリ」は、いずれも「仏教(密教)遺跡」9世紀前半といわれる。内部は何も残ってなく、外部の壁の浮彫りのみ。

 等身大の天人像が比較的よく残っており、「~」を縦にしたような身体を3つに曲げるトリヴァンガという姿勢の像が多い。日本にも「十二神将像」などこのような形をしたものがある。これは、なかなか見応えのある物だ。
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 この2つの遺跡を終えると、次はまた「大物」のジャワ第一の「ヒンドゥー教遺跡・チャンディ・ロロジョングラン」である。

 中部ジャワ期と呼ばれる8~10世紀には仏教遺跡「ボロブドゥール」を作った「シャイレーンドラ王朝」と、このヒンドゥー遺跡「ロロジョン……」を作った「マタラーム王朝」とが併存していたらしい。

 同じ頃に前後して、たかだか50キロ位しか離れていないところに、仏教とヒンドゥー教の建物(霊廟)が建てられたというのは、不思議なことだ。王朝同士の競争心のようなものがあったのか?

 一点の雲もなく晴れ上がった青空のもと、緑の樹木で整備されたアプローチの彼方に、天に向かってそそり立つ尖塔形の屋根を持つ素晴らしい石造建築群が長方形の敷地に、整然と立ち並ぶ様は見事という他はない。
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 1991年修復が終わり、回廊をめぐらした3つの聖堂とその前にそれぞれの神の乗り物である動物をまつるお堂がある。
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 シヴァ神と雄牛ナンディ、プラフマー神とハンサ(白鳥)、そしてヴィシヌ神とガルーダ……こんなところにあの「ガルーダ航空」の由来があったのだ。ヴィシヌ神を乗せて飛ぶ、この鷲のような鳥はインドネシアの国鳥だとか。

 ロロジョングランの見所は、まず中央シヴァ聖堂の中にあるシヴァ神像、ドゥルガー女神(シヴァ神の妻)、アガスティヤ像(仙人?)そして象の顔をした日本でもお馴染みの「大聖歓喜天(ガーネーシャ)」のそれぞれの像(丸彫)である。堂々として、ややずんぐりな造りだが、石造りとも思えない繊細さもあり素晴らしい。
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 まだある、ここにはボロブドゥール同様、回廊の浮彫り彫刻が……

 こちらは、例のインド叙事詩「ラーマーヤナ」物語。これまた「ボロ……」に優るとも劣らない精巧で表情も豊か、これがまた100面以上もあるのだ。

 だが、流石に5日目ともなると、疲れてきた。石造彫刻も食傷ぎみ……というのは、ロマネスクの教会などでは、せいぜい柱頭彫刻は数十点、その内崩れていない良いものは十数点程度、教会の天井や柱・梁、或いは回廊などと鑑賞にも変化があるが。ここの、延々と連なる回廊浮彫り彫刻は、あまりにも多すぎる。そしてその一つ一つがあまりにも精緻であり、表現も優れており、美し過ぎるのだ。

 さすが「ほあぐら」さんは若い。せっせと中判のカメラを構えて疲れ知らず。それでも最後の方は、彫刻もやや粗悪になってきて、進むスピードは上がる。でも、なかなか見事なもの、堪能しました。帰ったら「ラーマーヤナ物語」の本でも買って、復習しなきゃ……と思いつつ、まだ買ってない。(^_^;)6つのお堂をめぐり終え、境内を出て全景を楽しむ。

 この界隈には、また「チャンディ・セウ」と「チャンディ・プラサオン」の二つの仏教遺跡がある。

 「セウ」は「千仏寺」と言われるが、そのほとんどが瓦礫の山。2~3再構築されたお堂が建っているが、ほんとうに「ジグソーパズル」であったろうと、その苦労が偲ばれる。
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 「プラサオン」のほうは、観音菩薩、虚空像菩薩、文殊菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩などよく知られた仏様がみられる。光背を持つ等身大の美しい丸彫り石像が、暗いお堂内部に残っていて、なにかしら「やすらぎ」を感じさせる空間をつくっていた。

 13:30、軒先で焼き鳥を焼いている至って庶民的な食堂で、GULE(ジャワカレー)を主食に、その焼き鳥とビールで昼食。満腹。

 14:30、ソロのホテル到着チェックイン。今日の観光スケジュールはここ迄。明日朝8:00に迎えに来るとのことで、ガイドと車はジョクジャに戻っていった。

 ホテルは、ソロ一番といわれる元王宮だったクスマ・サヒッド・プリンス・ホテル。ここは「とりゅふ」さんが何かの本で見て、絶対とお名指しのホテル。

 例によってFAXで予約したのだが、部屋のクラスが沢山あってよく判らないので、中の上位と思われるBangalows-Superiorというのを予約しておいたのだが……

 バンガローというのは「離れ屋」なんですね。3階建位の本館らしき建物と、敷地内に点在するバンガローとに分かれている。4室一戸建2階家の1階の私達の部屋は完全スイートルームではないが、大きい衝立で寝室と居間に仕切られ、インドネシア最後の夜にふさわしい、豪華?なものでした。因みに、料金は、一室 246,710ルピア(\12,300)、朝食は1人 16,950ルピア(\850)。
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 惜しむらくは、トイレ便器の排水が悪く、電話して来てもらったが、完全にはならなかった。後で聞くと「ほあぐら」さんの部屋も便器から水漏れがあったとか。

 「ほあぐら&とりゅふ」さん達は、例によって、すぐさま「プール」へ……

 1時間後、これから街に散歩に出ようというときになって折あしく、また雨が、午前中はいつも晴れだが、夕方には雨になることが多い。

 やむを得ず、ホテル内のアーケードを散策、バーでウエルカムドリンクなるものを飲む、若干薬臭い感じのヘンなジュース。ブローチだのお人形だのを買込み、後は時間潰しに、今夜のレストランのメニューを見せてもらって、研究。
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 ここは、和洋中華ジャワ何でもありだが、今日はジャワでいこう。NASI GARENJAWA(ジャワの焼飯)、鶏肉スープ、シチューなどなど、デザートのプリンはイマイチだったが、まずまずの食事でした。4人で 85,000ルピア(\4,250)。やはり、ホテルは高い……といっても安いが。(^^)

 夜になっても雨はやまず、外出はあきらめて、早く寝る。22:30。

【第5日】1995年(平成7年)1月2日(月)完

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