テーマ:

【読書】「武士の娘」杉本鉞子著・大岩美代訳

 久し振りに感動した1冊です。  アマゾン、Kindleの「日替わりセール」¥935→¥399……で出会った本。  アメリカでも日本でも全く無名だった杉本鉞子(英語名:エツ・イナガキ・スギモト)の『武士の娘』(A DAUGHTER of the SAMURAI)は、一九二五年(大正十四年)暮れ、ニューヨークのダブルディ・ドラ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(13)長篇三人全集・一人三人全集

 個人の「全集物」も数多く出ましたが、昭和6年〜7年の「長篇三人全集」は当時の「恋愛小説・家庭小説の流行作家」加藤武雄、中村武羅夫、三上於菟吉の三人だけの全28巻の全集でした。「軒店古本店」では人気でした。  あちらこちら調べて、やっと全巻のリストが出来ました。 01 地靈:中村武羅夫著 02 沈黙の塔 ; 春遠からず:加…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(12)古本店での本の仕入れ

 以前にも書きましたが「古本店」は「古物商」の「鑑札」をうけて「古物の売買」が出来るのです。  店頭へ素人のお客さんが「本」を売りに来ることがあります。その場で「目利き」して、値段をつけて買い取ります。小学6年生の私でも.客が信用すれば売り買い出来ます。厳密には「父」しか「鑑札」を持っていないなですから「違法」ですかな?原則的には…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(11)軒店古本店の場所

 この「私の読書遍歴」も昭和8年から昭和24年まで続いた(途中2年ほどブランクがありますが)私の父が営んでいた神戸市灘区水道筋3丁目の「軒店古本店」の「蔵書一覧」の様相を呈していますが、これが私の「読書」の種なので、ご容赦下さい。  私はこの店で、小学校5年生から、戦後、大学2年生まで約10年間、長い期間「お店番」をしていました。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(10)新潮社 現代長篇小説全集

●新潮社 現代長篇小説全集 全24巻(1930.2 〜)  これは、また平凡社「現代大衆文学全集」と違って、「現代小説」「恋愛小説」「家庭小説」といわれる「通俗小説」の分野なのです。「市場(マーケット)」帰りの「小母さん」達の好みの「お涙・悲恋物語」なので、わが古本店では「大活躍」でした。  今調べても、なかなか内容題名が判…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(9)平凡社・現代大衆文学全集

 この全集では、長く、たくさん儲けさせて貰いました。中には不評のモノもありましたが、全般的に「娯楽読み物」として、お客様に喜ばれました。 昭和2年から昭和7年までの出版です。私の小学校入学は昭和9年ですから「わが古本店」には既に全巻揃っていました。 ●正編40巻 第01巻 白井喬二集 新撰組 外 第02巻 江見水蔭集 初鰹献…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(8)昭和初期の文学全集

 戦前、昭和の「古本屋」の一番上の列に並んでいたのが、「円本」のトップを切った改造社の「現代日本文学全集」全63巻でした。 ◎坪内逍遙◎徳富蘇峰◎徳冨蘆花◎幸田露伴◎泉鏡花◎島崎藤村◎田山花袋◎夏目漱石◎谷崎潤一郎◎芥川龍之介◎菊池寛◎石川啄木◎賀川豊彦◎大佛次郎などなど明治以降の文豪の作品を網羅した全集です。  タダこれら…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(7)世界名作全集(講談社)と講談社の絵本

 戦後になると、私も成人したので、児童文学には関心が薄らぎました。しかし貸本店としては「マンガ」だけでなく「児童向けの本」もおいていました。 児童向けの「全集本」が各社から出版されましたが。中でも「逸品」はやはり「講談社」。装丁も挿絵もしっかりしていました。 ●世界名作全集(講談社)1950年(昭和25年)より全巻150巻 …
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(6)敗戦直後の雑誌2件

●『リーダース ダイジェスト』  終戦直後の昭和20年後半から21年にかけて、神戸灘区の「古本屋」を手伝いながら、姫路の兵庫工専に通っていた頃、アメリカ生まれの『リーダーズ ダイジェスト』が1046年(昭和21年)6月、月刊誌として発刊されました。アメリカを含む「自由世界の香り」が漂っていました。内容は「他の雑誌から転載された要約…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(5)山中峯太郎

 先に「少年少女小説」をあげましたが、なかでも強烈な印象は「山中峯太郎」の作品です。 ◎敵中横断三百里(『少年倶楽部』1930)挿絵:椛島勝一 日露戦争で活躍した「秋山騎兵部隊」から選出された「ロシア軍の動きを探る6名の建川挺身騎兵斥候隊」の艱難辛苦の物語。注)秋山好古騎兵隊長は「坂の上の雲」司馬遼太郎著の主人公の一人。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(4)少年少女小説(単行本)

 戦前の小学生時代は「店」にある月遅れの「少年倶楽部」「少女倶楽部」「幼年倶楽部」「少女の友」などを讀んでいました。これらの雑誌の連載小説が「単行本」として棚にありました。私の印象に残っているモノをリストアップしました。 ●佐藤紅緑 ◎あゝ玉杯に花うけて(講談社 1928)挿絵:田中良 豆腐売りの貧乏な少年が友人との交流や経験…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(3)小学生全集

 本屋の息子ですから、小学校へ上がる前から、絵本でなく「文字の本」を讀んでいました。以前にも書きましたが、その頃の一番の思い出は「小学生全集」です、昭和2年から4年まで、全88巻と素晴らしく充実した全集です。菊判並角背紙製本(背の部分のみクロス)約300ページで、各巻35銭。菊池寛が芥川龍之介にも手伝って貰って、企画、編集、出版されまし…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(2)講談本

 昭和一桁代は「円本」の時代でした。「現代文学」「大衆文学」「世界文学」「児童物」「個人全集」などが1冊1円という「安価」で提供されました。それがまた「我が家」のような「お風呂屋さん」の近くの「古本屋」の棚を埋め飾りました。(小学生全集などは35銭)  数ある全集物の中で、ひときは「大衆読み物」であった「講談本」を思い出しています…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】私の読書遍歴(1)はじめに……「本」についての思い入れ

 このブログでも書いていますが「我が家」は私が物心ついた頃(昭和8年)から戦後昭和23年まで「古本屋」でした。その後「貸本屋」に転業して昭和36年まで営業していました。その間扱った書籍はほとんど「大衆小説」「通俗小説」「月刊娯楽雑誌」「マンガ」といったジャンルです。  「純文学」や「翻訳文学」なども扱っていましたが、いずれにせよ「…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

【読書】井上靖著「化石」とその映画化作品(2/2)

 主人公は「余命一年」と宣告され、その後約7ヶ月間、人に秘しながら「死」と向かい合う中では、自然の情景や、人の営みが、とても美しいものに感じられるのです。ところが手術が成功し「まだ生きられる」と判ったとたん。それらの思いの全てが「化石」となってしまう……という、なかなか映画には作り辛い内容です。  小説の中では、主人公自身の心の中…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書】井上靖著「化石」とその映画化作品(1/2)

 最初に読んだのはいつだったのでしょう。「化石」は、朝日新聞紙上に、昭和四〇年(一九六五年)一一月から四一年一二月三一日まで、四〇九回に渡って連載されたものです。  ロマネスクに興味を持ったのは、昭和五四年のことですが、実はその前にこの「化石」を読んで、パリから二日間のドライブ旅行で「オータン」「ヴェズレー」「トゥールニュ」といっ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

プロフィール

ニックネーム:
ろまねこ
性別:
出身地:
神戸
居住地:
藤井寺
趣味:
スケッチ、水彩、
読者メッセージを送る