【海外旅行】1996年カタルニア・ロマネスク探訪(5/9)

●今回の目玉、ボイ谷へ・・・

[第6日]8月13日(火)

 今回の旅は実質10日間なので、今日からもはや後半戦。7:45「カルドーナのパラドール」をチェックアウト。

 今日も西北に向かうのだが、何しろ「カタルーニャ」は南北に山筋が走っているので、南北は谷沿いに良い道があるが、東西は厳しい峠道となる。

 少し遠回りになるが、ちょっと南に下って、次の谷間を北上する。走りながら「サンドイッチ」をかじる。

 9:50「サンタ・マリア・デ・コヴェット」(Santa Maria de Covet)が畑の向こうに見えてきた。教会堂は建物そのものの美しさもさることながら、周囲の環境も大事。遠くの山なみ、手前の畑。村の教会はこれが素晴らしい。
新コベット.jpg

 3つの後陣を持つ単一身廊の素朴で小さな教会であるが、西正面内側に二階部分がもうけられ柱頭を持つアーチ列がある。また西正面扉口のタンパンおよび周辺の彫刻も美しい。
コヴェットタンパン.jpg

960813地図.jpg

 10:30分出発。北上を続け、いよいよ「ボイ谷」にやってきた。「サン・フェリウ・デ・バルエーラ」(Sant Feliu de Barruera)。小さいが、よさげな教会。

 ちっとアプローチが分からないので、先に小高いところにある「サン・キルゼ礼拝堂」(Capella de Sant Quirze)に向かう。小さな素朴な小屋のような造りの礼拝堂だが、その環境が素晴らしい。この丘には、けっこう多くの家族連れがピクニックに来ている。今通ってきた「ドゥーロ」(Durro) の教会もはるか下の方に見える。
サンキルぜ.jpg

 中には入れなかったが、ここには「MAC」に収められた「母サンタ・ジュリータに抱かれて殉教するサン・キルゼの板絵」があったところ。ボイ谷は予想に違わず、最初から感激!!

 次はいよいよ 本命中の本命といえる「サン・クリメン・デ・タウイュ」(SantCliment de Taull)。 すらりと立つ四角い六層の鍾塔と教会本体の調和、バッ
クの木立とピレネーの山々、美しいというより、神秘ささえ感じられる。
サンクリメンデタウイュ.jpg

 教会から上の方には街が広がっていて、リゾート地として再開発が進んでいるようだ。したがって山の中の教会……といった写真はごく限られた所からしか取れない。

 年々歳々便利になるにつれて、雰囲気は壊れて行く、ある程度は仕方の無いことだが……でも、せめて教会堂の際だけは駐車禁止にしてほしかった。

ボイ谷の地図
813ボイ谷地図.jpg

●ボイ谷を堪能して……

[第6日]8月13日(火)つづき

 「サン・クリメン」は14:00から16:00までは閉まっているので、先に町中の「サンタ・マリア・デ・タウイュ」(Santa Maria de Taull)に行く。「サン・クリメン」より一層だけ低い鍾塔を持つこの教会も美しい。

 内部の正面祭室には「MAC」に行ってしまった「マリア様」のフレスコが復元されている。(写真は「MAC」のもの)
マリアフレスコ.jpg

 「ドぎつい」ともいえる壁画だが、考えてみれば創建当時はこんなのだったのかと偲ばれて、これはこれなりに納得するのだった。木のバシリカ風天井と、なんのケレンもない円柱の並ぶ身廊・側廊も良いものだ。

 14:30から16:00迄「サン・クリメン」前のレストラン(戸外・石のテーブル)で昼食。「イモ・マメ・ハムなどがたっぷり入ったスープ」「メロン・ハム」「ラム・チョップ」それにワインを添えて……なかなかサービスも良く、美味しかった。4人で 9,000 Pts。
ラムチョップ 2.jpg

 ここの「マスターらしい兄さん」が「毎日曜、日本人の団体が来るよ」と言ったには参った。本当にそんなに「ロマネスク」人口が増えたのかしら?

 教会の開くのを待って内部へ、殆ど「サンタ・マリア」と同様の造り。「MAC」へ行った壁画の復元も同様。教会裏の原っぱで「記念写真」をとって、16:50お別れ。

 「サン・ジョアン・デ・ボイ」(Sant Joan de Boi) の教会は小さくひっそりとして人影も無い。開いていたが、粗石積みの円柱、角柱、木製天井と素朴だが力強い。ここの壁画「サン・ステファンの殉教」も「MAC」を飾る名品。
ボイ.jpg

 「サンタ・エウラリア・デ・エリイュ・ラ・ヴァイュ」(Santa Eulalia deErill-la-vall) の教会は、鍾塔は六層と立派なもの、側面に屋根つきポーチ
がアーケードになっている。ここも人影はなく閉まっていたが、如何にも山村の教会といった、たたずまいであった。
サンウエラリア.jpg

 「サン・フェリウ・デ・バルエーラ」をもう一度訪れたが、教会は閉まっていた。川のほとりにあって、いい風情である。
バルエラ 2.jpg

 「ボイ谷」の最後は「サンタ・マリア・デ・カルデット」(Santa Maria de Cardet) であったが、ここも無人で閉まっており、正面ファサード上部に鐘が二つついている素朴な教会であった。
サンタマリアデカルデット.jpg

 18:30さらに北上して、ピレネーの山ふところにある「ヴィエリャ」(Vielha) の「パラドール」にチェックイン、19:30。

 20:30、今日は「パラドール」で夕食。「海老とガーリックのスクランブルエッグ」「胡椒ソースのテンダーロイン・ステーキ」など。就寝23:00。

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