【読書】私の読書遍歴(13)長篇三人全集・一人三人全集

 個人の「全集物」も数多く出ましたが、昭和6年〜7年の「長篇三人全集」は当時の「恋愛小説・家庭小説の流行作家」加藤武雄、中村武羅夫、三上於菟吉の三人だけの全28巻の全集でした。「軒店古本店」では人気でした。

 あちらこちら調べて、やっと全巻のリストが出来ました。

01 地靈:中村武羅夫著
02 沈黙の塔 ; 春遠からず:加藤武雄著
03 悩める魂・麗人:三上於莵吉著 
04 青春:中村武羅夫著
05 銀の鞭 ; 炬火:加藤武雄著
06 情火 ; 美玉:三上於莵吉著
07 青春狂想曲 ; 戀愛行進曲:中村武羅夫著
中村武羅夫.jpg

08 星の使者 ; 白虹:加藤武雄著
09 見果てぬ夢 ; 銀座事件:三上於莵吉著
10 静かなる曙 ; 三光鳥:中村武羅夫著
11 明眸 ; 無憂樹:加藤武雄著
12 戀と地獄 ; 炎を踏む女:三上於莵吉著
13 新結婚哲学:中村武羅夫著
14 銀河 ; 緑の城:加藤武雄著
15 楽園の犠牲 ; 掠奪:三上於莵吉著
三上於菟吉.jpg

16 霧の海 ; 仮面の女:中村武羅夫著
17 地上の愛 ; 緑の地平:加藤武雄著
18 彼女の太陽 ; 焔の歌 ; 血鬪:三上於莵吉著
19 美貌 地獄の花嫁:中村武羅夫著
20 愛の戰車 ; 夢の娘:加藤武雄著
21 王冠 夏子の卷:中村武羅夫著
22 火の翼:加藤武雄著
23 人肉果 ; 前奏 ; 酒場の客:三上於莵吉著
24 王冠 吉彌の卷:中村武羅夫著
25 秋夕夢 ; 狭き門:加藤武雄著
加藤武雄.jpg

26 太陽の娘 ; 愛慾の霧:三上於莵吉著
27 砂の塔:中村武羅夫著
28 曙の歌 ; 孔雀草:加藤武雄著

●一人三人全集

 一人で3つのペンネームを使い分けた長谷川 海太郎(はせがわ かいたろう、1900年1月17日 - 1935年6月29日)。35歳で若死に惜しまれる逸材でした。

 日本の小説家、翻訳家。林不忘(はやし ふぼう)、牧逸馬(まき いつま)、谷譲次(たに じょうじ)の3つのペンネームを使い分けて活躍した。林不忘は時代小説「丹下左膳」シリーズ、牧逸馬は犯罪実録小説、家庭小説、翻訳、谷譲次は米国体験記「めりけんじゃっぷ」物で知られる。(ウィキペディア)

第1巻 新しき天・相思樹(牧逸馬)
第2巻 この太陽・愛すべく(牧逸馬)
第3巻 七つの海(牧逸馬)
第4巻 地上の星座(牧逸馬)
第5巻 心の波止場・愛の防風林・父の憂愁(牧逸馬)
第6巻 海のない港・呆れたものですわね・試験別居・第七の末(牧逸馬)
第7巻 短篇集 明日の蜃気楼(牧逸馬)
第8巻 大岡政談(林不忘)
大岡政談.jpg

挿絵:小田富彌『大岡政談』の「丹下左膳」
大岡政談絵.jpg

第9巻 丹下左膳 上 こけ猿の巻(林不忘)
第10巻 丹下左膳 下 日光の巻・藤吉捕物帖(林不忘)
第11巻 魔像・煩悩秘文書・早耳三次捕物聞書(林不忘)
第12巻 巷説享保図絵・藤吉捕物帖(林不忘)
第13巻 テキサス無宿・めりけんじやつぷ商売往来・めりけん一代男・春(谷譲次)
第14巻 もだん・でかめろん・黄色い猶太人・ゆもれすか・あめりかな・地球人の夜・金髪難・ヤトラカン・サミ博士の椅子・紅茶と葉巻・小燕香煙(谷譲次)
第15巻 踊る地平線・テムズに聴く・黄と白の群像・虹を渡る日・白夜幻想曲・ノウトルダムの妖怪・血と砂の接吻・しつぷあほうい!・Mrs.7 and Mr.23・長靴の春・白い謝肉祭・海のモザイク(谷譲次)
一人三人全集1.jpg

第16巻 浴槽の花嫁・海妖・戦雲を駈る女怪・女肉を料理する男・チヤリイは何処にゐる・都会の類人猿・ウンベルト夫人の財産・運命のSOS・カラブウ肉親王殿下・生きてゐる戦死者・双面獣・ロウモン街の自殺ホテル・給仕と百万弗・戦争とは何だ・アリゾナの女虎・街を陰る死翼(谷譲次)

 中でも「丹下左膳」は後世まで名を残しました。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

プロフィール

ニックネーム:
ろまねこ
性別:
出身地:
神戸
居住地:
藤井寺
趣味:
スケッチ、水彩、
読者メッセージを送る