【読書】私の読書遍歴(7)世界名作全集(講談社)と講談社の絵本

 戦後になると、私も成人したので、児童文学には関心が薄らぎました。しかし貸本店としては「マンガ」だけでなく「児童向けの本」もおいていました。
児童向けの「全集本」が各社から出版されましたが。中でも「逸品」はやはり「講談社」。装丁も挿絵もしっかりしていました。

●世界名作全集(講談社)1950年(昭和25年)より全巻150巻

その最初の10巻だけをリストしました。

1「ああ無情 」ユーゴー 原作 ; 池田宣政 著 挿絵 吉邨二郎
2「宝島 」スチブンソン 原作 高垣眸 著 挿絵 嶺田弘
3「巌窟王」 アレクサンドル・デュマ 原作 野村愛正 著 挿絵 梁川剛一
4「乞食王子 」マーク・トウェーン 原作 太田黒克彦 著 挿絵 黒崎義介
乞食王子.jpg

5「鉄仮面 」ボアゴベー 原作 ; 江戸川乱歩 著 挿絵 梁川剛一
6「小公子」 バーネット 原作 千葉省三 著 挿絵 北宏二
7「小公女」バーネット 原作 水島あやめ 著 挿絵 加藤まさを
8「トムソーヤーの冒険 」マークトウェーン原作 佐々木邦著挿絵吉邨二郎
9「アンクルトム物語 」ストー夫人原作 北川千代 著 挿絵 梁川剛一
10「ロビンソン漂流記 」デフォー 原作 南洋一郎 著

 乞食王子などは、大人でも面白いので、何度か讀みました。

 戦後の全集物では、ポプラ社の「世界名作童話全集」全60巻も、よく見掛けました。
世界名作童話全集.jpg

 これを書いていて、フット「戦前」の「講談社の絵本」を思い出しました。

国会図書館の解説によると……
 大日本雄弁会講談社が「幼年倶楽部」の前段階の読者層に向けて1936年(昭和11年)12月に創刊。<読む雑誌から見る雑誌>として豪華な絵本をめざし、当時の一流の日本画、洋画の挿絵画家に依頼。1942年4月に終刊となり、その後「コドモヱバナシ」と改題し1944年3月まで続いた。戦後まもなく、1945年10月には「講談社の絵本 イッポンノワラ」を発刊するが4号で終刊となり、1946年2月に再び「コドモヱバナシ」と改題し、1958年9月まで刊行された。毎月4冊の同時発売を基本とし、戦後の復刊も含め総数7千万部という販売数を誇った。
講談社の絵本.jpg

一寸法師.jpg

 ……とあります。私の小学3年生の時です。いや当時「えほん」といえば幼児向けの「どうぶつ」「のりもの」などしかありませんでしたから、これは世間を驚かせました。
講談社の絵本2.jpg

 「ヒットラー」まであるとはオドロキですね。

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この記事へのコメント

いばっくま
2019年09月06日 18:41
世界名作全集、懐かしい中学生の頃がよみがえります。
私の故郷は田舎ですので名作全集のような本を買って読むようなことはほとんどありませんでした。また、そんな環境でもありませんでした。世界名作全集との出会いは国語の先生が面白いから読んでみろといわれたのが名作全集でした。学校の図書室から借りて読むようになりました。学校には図書室担当委員がいて貸出返却の受付等をしていました。私もその担当委員になりました。貸してから返却まで1週間と規定されていました。そしていろいろな本を読みました。夢中で読みました。民話なども面白かったという記憶があります。読んだ本の概略筋書きは今も覚えています。古い昔の思い出です。
ろまねこ
2019年09月06日 22:51
いばっくまさん:コメントありがとうございました。
学校の図書室ですか。翻訳者も立派な人達を選んで、とてもイイ本でしたね。確かに「学校推薦本」ですよね。

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