【海外旅行】1997年レバノン・シリヤ・ヨルダン旅(8/15)

■第8日:4月10日(木)パルミラ→ダマスカス

15日間の日程なので、これで半分の7日間を終えた……

 「日出日没時刻計算ソフト」を皆さんに配ったおかげで、幸か不幸か、「パルミラ遺跡」の朝日を見に行こうと、お誘いを受ける。

 日出は正6時。5時半にホテル玄関ホール待合わせ。3人の女性と私達夫婦の5人。もう明るくなってきているので、足もとは大丈夫。ホテルから遺跡までは歩いて10分程度。

 メインの遺跡は塀も仕切りも無い、番人もいない。私達5人だけで何処で待ってどんなアングルで写真をとろうかとあちこち散策。あまり余裕もなく日は昇り始めた。

 結局、順光で記念撮影を、逆光で日出印象を……

 列柱をあしらった逆光の写真はうまく撮れたので、これを種にして帰国後「水彩画」に仕立て、展覧会に出品した。
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 ホテルに戻り朝食後、ホテルをチェックアウトして、あらためて「遺跡」へ。

 今回の旅行のハイライトは、ここと「ヨルダンのペトラ」である。

 「世界でもっとも素晴らしい遺跡」という説もある。規模といい、環境といいたしかに、一級品である。

 「パルミラ」の歴史も古いが、特に紀元前1世紀から紀元後3世紀まで、中国とヨーロッパを結ぶ「シルクロード」の隊商都市として繁栄した。

 ここには「エジプトのクレオパトラ」に匹敵する「女丈夫で美人の女王・ゼノビア」を忘れることは出来ない。ローマの属国と成りながらも巧く立ちまわって、ある程度の独立を保っていた国であったが、紀元後270年頃、夫の死後若い息子の摂政となって活躍したのがこの「ゼノビア」。

 小アジアからエジプトにまで勢力を広げ繁栄し、ローマ軍の攻撃に屈せず戦ったが、最後には囚えられローマに送られる。その最後は謎となっている。

 1キロx3キロの都市遺跡、そこに点在する、神殿、列柱、劇場等々は「ゼノビア」とその前後の「ローマ」時代のもの。中でも列柱は今も数十本残っているが、最盛期には千本を超えていたといわれ、想像を絶する豪華な都市であったようだ。

 例の4本柱が4隅に立っている「テトラピロン」はここには、完全な形で残っていた。
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 神殿はグレコ・ローマンスタイルではあるが、祭神は「ベール(バール)神」をはじめ、西アジアの系統のものが多く、また彫像や建築の細部にも西アジアの特徴がみられるという。(よく判らないが……)

 少し離れた「墓の谷」には紀元1世紀頃の貴族たちの「墓」が数多くある。

 10m四方くらいの方錐形の「お堂」は、地上2~4階、地下1階構造で、内部が数室に分かれ、そこにそれぞれ棺を納める棚が数十並んでいる。「一族の集合墓」である。フレスコ画のような模様、人像(生前の生活をあらわす)などが鮮やかな色で残っている。
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「博物館」は勿論ここの遺跡出土品が中心。入口にある「獅子の像」は珍しい雰囲気のものだ。

 「博物館」の前のレストランで昼食。14時出発で、高原砂漠地帯を斜めに、南西220キロの「ダマスカス」に向かう。
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 さすがにこのあたりは、緑化が進んでおらず。ベドウインのテントと放牧の羊。

 タンク車を二十数両連ねた貨物列車が走っている。「レバノン」と違って、ここは鉄道も生きているようだ。

 途中、砂漠にも周囲の丘にも積雪がみられ、荒涼とした風景もまた妙である。
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 「ダマスカス」ではホテルに着く前に「スーク」見物。正直言って、「スーク」も初めのうちは珍しいが、2度3度となって来ると、「いずこも同じ」……特に最近は「観光客ずれ」していて、本当の意味での「スーベニール」を買う
雰囲気ではない。

 「シェラトンホテル・ダマスカス」に着いて早速「ホテル構内にあるタクシー手配所」に行って、明日早朝(……といっても7時だが)郊外の「コーカブ(Koukab)」というところへ往復して貰うよう予約を入れた。

 突然、新約聖書が出て来て恐縮だが、「使徒パウロ」がまだ「キリスト教徒迫害」の側であったとき、ここ「ダマスカス」郊外の「コーカブ」というところまで来たところ、突然天からの光を浴びて失明する。このあと「ダマスカス」のキリスト教徒「アナニア」によって再び目が見えるようになり「キリスト教徒」になったという。有名な「パウロ回心」の逸話である。

 今回のツアーでは「ダマスカス市内のアナニア教会」は訪問先に予定されているが、「コーカブ」へは行かないと聞いたので。朝飯前に同行2女性と私達夫婦だけで「タクシー」で行くことにしたのである。

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