【スケッチ淡彩】絵画に役立つ色彩技法(2/2)

 残念な事は、私は補聴器を着装していても、先生の講義が上手く聞き取れないことです。「老人性難聴」は勉強にも差し支えます。今回はしっかりしたテキストがあったので、予習して行くと、何とか聞き取れる事が多いのです。つまり「知っていることを聞く」のは「予定した想像できる言葉なら聞き取れる」ということです。

 このことは、話は別ですが「外国語」(英語)の聞き取りが、同じことでした。ずっと以前、米国駐在の折、「知っている製品の説明」は良く理解できるのですが「新製品」とか「知らない分野の話題」になると、とたんに「「聞き取れず」「理解困難」に陥った経験があります。

 さて、講義の内容はテキストの目次にしたがって進みました。

 ●色のなりたち●混色●色の表示方法●色の知覚効果●色の心理的効果●色彩調和

 講義の他に「先生から貸し与えられた【新配色カード】」を使っての「貼り込み作業や「ポスターカラーでの彩色」演習がありました。
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 「色の知覚効果」では、明度差や、色相差で、大きく見えたり、明るく見えたりということなどの説明があり、知っていることも多かったのですが、知識の整理になりました。

 中でチョットオモシロかったのは、「光を遮るものの陰は常に暗灰をしているのではなく、色光の下では、影は照明光の補色を帯びて見える」と言うことです。

 ゲーテの「色彩論」に……「黄昏どき、白い紙の上に炎の小さい蝋燭を立て、弱い陽の光と蝋燭の炎の間に鉛筆を一本立てて観察すると、蝋燭の光によって生ずる鉛筆の影は極めて美しい青に、陽の光が投げかける影は赤みを帯びた黄色に見えるだろう」というのがあるそうです。
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 「色陰(colored shadow)現象」と言うそうです。

 「色の心理的効果」の章では、詳しく書けば「講義」になってしまいますので、端折りますが、例えば色の持つ固有感情の説明などがありました。
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 最後の「配色と色彩調和」の講義・演習が、実技としての「応用編」となっています。

 例えば「部屋の内装」などで、基本にする「ベースカラー」それに調和する「アソートカラー」ワンポイント付け加える「アクセントカラー」。今ひとつは二つの色の間に「白」などの無彩色に近い色を挟んでやる「セパレートカラー」などです。
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 そして、3色以上の配色では、言葉だけ挙げますと、「ドミナント配色」「グラデーション」「レペティション」「トーンイントーン配色」「トーナル配色」「フォカマイユ配色」「トリコロール配色」……など、それぞれ「色彩調和」の何かしらの概念を表しており、絵を描く上でも役立つかな……と、感じました。

 挿絵は「色相・トーン双方のグラデーション」の演習です。左は「配色カード」から選んで貼り付けたモノ、右はその色になるようポスターカラーで塗っています。「混色」の演習にもなっています。
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 総括的にいって、一度は聞いておくべきだったと思える、有効な「講義」だったと思います。

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