【昔と今】広告ハガキ

 「ヤフオク」で入手した「戦前のはがき200枚」。その中には「企業広告」のはがきもありました。

 一番古い資料が、この大正8年の広告です「警報」と書いて目を引こうとしたのでしょう。
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 見るとカナは一つもなく、まるで漢文ですね。判じ読みです。

 調べて見ますと「後年には「日本ノ肥料商中第一人者」と称されるまでになったものに、鈴鹿保家商店がある。」という資料がありました。

 「生糸・米価高騰」というのは、目を引くためのもので、よく見ると「大豆粕」「硫安」など「肥料の広告」です。電話番号でなく、当時は「電報注文」が多かったのでしょうか?「受電略号」というのが記載されています。

 三越が福島県会津若松に出張販売の広告。昭和6年10月2日の日本橋局の消印があります。
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 やはり呉服類が中心のようです。和服の生地の種類が並んでいますね。「銘仙(めいせん)」が当て字の「名仙」になっています。

 次のは戦後昭和25年のものですが「ヰ」の字が、時代を感じさせます。
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 これは写真用のフィルムでなく、劇映画のフィルム貸し出しの広告のようです。宛先は○○青年会会長様となっており、地方の集会場などに「劇映画」フィルムを貸し出すということのようです。

 映画の題名に誤植があります。「麗人草(れいじんそう)」が「麓人草(ろくじんそう)」になっています。初代水谷八重子主演の映画。説明には今では使われないような「いまはしき私生児の汚名を……」といったドギツイ表現も見られます。

 一日の賃料が¥2,800~¥3,200。映写機込みの映写技師出張費が¥800、旅費実費、とあります。

 戦後、昭和21年11月には「当用漢字」や「現代かなづかい」が公布されたにもかかわらず。昭和25年でもこのような表現やカナ、漢字が使われており、仲々浸透していなかったことが判ります。

 さて、今の「広告はがき」は、というと、圧倒的にフルカラー・ぴかぴかの「圧着はがき」が多いです。2つ折り(V字折り)3つ折り(Z折り)で、隅からめくれるヤツです。わが家に来た梅干し販売店からの案内ハガキ(ダイレクトメール)です。
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 そういえば、年金支給通知とか、金額の入ったものなどはすべて、この「圧着はがき」です。プライバシーは封書並みですね、こんなのがドンドン増えてくると、郵便局も収入減です。「はがき料金値上げ」(52円→62円)も妥当かも知れませんね。

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