88歳:昭和/平成の思い出をつづる

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zoom RSS 【昔と今】帽子(増補)

<<   作成日時 : 2017/09/14 09:02   >>

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 帽子についての思い出は、一番時代的に古いのが「父の鳥打ち帽姿の集合写真」です。父は明治24年(1891年)生まれで、これは「古手屋町の若者の団体慰安旅行」という話しですので多分年齢は20歳前後、そうすると明治末年か大正の初めの若者のファッションということになります。
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 ウィキペディアの「ハンチング帽」の項に「日本語では鳥打帽(とりうちぼう)とも呼ばれ、明治20年(1887年)頃から商人が被るようになったため、当時は商人の象徴となった。近年は刑事(特に特高)・探偵のイメージに使用される場合もある。……」とあります。いやー、上の写真はそのものズバリです。そういえば昔のゴルフ帽も「ハンチング」でした。

 そして、昭和初年には子供の帽子としても流行したのが「正ちゃん帽」。これは大正12年(1923年)、樺島勝一の漫画「正チャンの冒険」の主人公がかぶっていたところから名付けられたそうです。毛糸で編んで、頂に毛糸の玉をつけた帽子です。これは今でも、大人、女性、子供用として使われています。
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 「シルクハット」というのが、第一級の正装用とのことですが、わが家にはありませんでした。私もいままでに被ったことがありません。家の棚の上の箱に入っていたのが「黒い山高帽」。これが父の礼装用だったようです。勿論洋服でなく着物は和服でしたが……。これは結構硬いのです。似た形で私立幼稚園とか、女子校の制帽にもなっていましたね、もう少し縁が大きくて紺だったかな?可愛くてしかもエリートとかハイソの感じがしました。

 普段には「中折れ帽」が使われていました。昭和の初期までは、外出時は皆さん帽子を被っていました。昔の写真や映画を御覧になればよく判ります。これはフェルト製で「ソフト帽」とも呼ばれていました。夏のおしゃれな感じが「パナマ帽」でした。
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 もう一つ懐かしいのが「カンカン帽」。これは「ウィキペディア」に面白い記述がありましたので、転載しておきます。
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 日本では明治の末から男性の間で流行りはじめ、大正に入ると洋装・和装問わずカンカン帽をかぶるスタイルが大流行し、昭和初期まで流行は続いた。叩くと「カンカン」と音がするほど固い帽子であることからカンカン帽という俗称が定着した。

 当時は「紳士たるもの外出時には帽子を着用するものだ」というのが常識であったため成人男性の帽子着用率は非常に高く、特にカンカン帽の人気は高かった。職場においても、夏場の正装として受け入れられていたようである。
 50銭から2円ぐらいまであり(昭和初期ごろ)、安いものは太くて黄色い麦わら製、高いものは細くて真っ白な麦わらが細かく硬く編んであって、一目で値段がわかった。 大体ひと夏で使い捨てするものだったらしい。
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 海岸など夏場のレジャーには、麦わら帽子でした。

 さて、小学校は公立でしたから、制服はありませんが、制帽はありました。夏の季節には挿絵のように白いカバーを着せていたように思います。中学は「兵庫県立工業」、制服制帽ゲートル姿でした。「県工」の制帽は挿絵のように天井がピンと張っています、ピアノ線(鋼線)が入っているのです。制帽にはかならず「あごひも」というのが付いていて、軍事教練などのときには、挿絵のようにアゴにかけることがありました。専門学校は小学校と同じような形の学帽でした。
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 大学の角帽は「大阪帝大」に上手く滑り込めたのですが、戦後のことで(昭和22年・1947年)、新品の帽子が手に入らず苦労した話しは【「学帽と枚方校舎」のこと】で2016/3/16にこのブログで書いています。
http://romaneko.at.webry.info/201603/article_9.html

 戦後といえば、旧陸軍の「略帽」です。復員軍人は勿論、一般人も似たようなのを被っていました。関連してこの略帽に白衣を着た「傷痍軍人」を巷でよく見かけました。アコーデオンを弾いて、人目を引き、手当の増額を訴えるようですが、物乞いに似て、また偽者も多いという風評が立ちました。複雑な気持ちでした。

 戦後は、中折れ帽が廃り、60年台以降学生帽もだんだん被らなくなりました。ただ、レジャーにはズックの登山帽や、野球帽のようなのが多くなりました、私は会社現役中通勤はずっと無帽でした(工場内では略帽のような形の作業帽)。

 海外旅行などでは「ゴルフ帽」を愛用していました。挿絵は「ハワイ・カウワイ島プリスビルのゴルフコース」のマーク入りです。これはそのゴルフ場の「プロショップ」というところで買えるのです。「チューリップツリー」の派手なマークが気に入って、このマークの付いた「ポロシャツ」や「パンツ」も持っていました。他のゴルフ場でも、キレイなマークを探してお土産を含め、少なくとも10個ぐらいは買ったと思います。

 さて現在はというと、「スケッチ」など、少ない外出ですが「ハンチング」一本です。これは、自慢の「お宝」です。

 2002年、何度目かのミラノで、大聖堂近くの商店街「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」のその中央交差点の角店でした。何気なく「ボルサリーノ」の名前に引かれて、ふらっと入ってかぶってみたら「似合うよ」っておだてられて買っちゃった。それ程高くなかった。「タン」という茶色の柔らかなめし革で、藤井寺へ引っ越してきて姪がタンスに整理して入れてくれていたので、再発見! それ以来愛用しています。挿絵は最近「お教室」で描いた水彩画です。
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 ありました「ボルサリーノの帽子の領収書」2002/9/14ー12:43−EURO123.95でした。当時のレート1ユーロ120円かけると¥15,000となります。この領収書を見ると、ユーロに変わったばかりで、リラ換算値が印字してあります。挿絵はその領収書(実際はJCBクレジットカードの控)です。

 今年の夏は、同居の姪が「夏用」にといって、薄い布製のカーキ色の「ハンチング」を買ってくれましたので、夏場はこれを愛用しています。
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 ご要望がありましたので、布のハンチングも描いて見ました。革のは「水彩画」。これは「iPad」で描きました。(2017.9.17)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ボルサリーノの帽子、素敵ですね。またその挿絵も、お洒落ですね。もしもこの夏のカーキのハンチングの絵を、いつか拝見させて頂いたなら、並べて、「2つの帽子は15年を隔てて藤井寺で出逢った!」と思うような気がします。
子供で判らなかった頃、山高帽から目玉焼きの出る手品を見てから、壁に掛かった家族の帽子を見ては、「もしこれで作れたとしても、欲しくないけどなぁ・・・」と不思議に思ってました。
夏柑
2017/09/16 01:07
 お褒めにあずかり、嬉しいです。早速布製の方も描いて、追加しました。ご覧くださいませ。チョコチョコと描く「ポンチ絵」ですから、お粗末ですが……未だ未だ「iPad」での絵は手探り中です。山高帽から目玉焼き……確かに食べる気はしないですね。
ろまねこ
2017/09/16 10:41

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