88歳:昭和/平成の思い出をつづる

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zoom RSS 【昔と今】言葉

<<   作成日時 : 2017/08/13 23:04   >>

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 書き言葉としては、「候文」などが昭和でも使われていたことを先に述べましたが、一般文章としては「歴史的仮名遣い」と「現代かなづかい」(1946年/昭和21年)その改訂版「現代仮名遣い」(1986年/昭和61年)で大きく変わりました。

 笑ふ→笑う。考へる→考える。さうして→そうして。見ませう→見ましょう。

 学校で習う子たちは、すぐ順応したと思いますが、大人になってしまっていた私たちの年代は、かなり抵抗感もあって、慣れるのに数年かかったと思います。

口語文法では、私たちの習った「四段活用」が「五段活用」に変わりました。
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 この表の「未然形」の二段目の文字が「歴史的仮名遣い」では上の段の表記だったのです。「連用形」の音便表記は以前からありました。

 「歴史的仮名遣い」が禁止されたわけではありませんので、今でも「歴史的仮名遣い」をブログやメールなどで使用されている方もあります。懐かしい感じもしますが、今となると若干の違和感を感じたりして、微妙です。
 
 なお「外来語」は「明治」のときは「翻訳」して「電話」「心理」「経済」などと「漢語」をつくる傾向でしたが、この昭和の敗戦後は、「カタカナ語」が大勢を占めました。むしろ今まで「漢語」だったものも「カタカナ語」にするようになりました。「概念」→「コンセプト」。「特許、特許権」→「パテント」。「理論、学説、持論」→「セオリー」。

 最近はこの「カタカナ語」も省略が進んで、何かなと考えてしまうものが増えました。「テレヴィジョン」→「テレビ」、「コンビニエンスストア」→「コンビニ」などは定着していますが……

 後ろに「コン」が付くものだけでもこんなにあります。「エアコン・オフコン・スパコン・ゼネコン・ドラコン・バリコン・ファミコン・ポケコン・ボディコン・マイコン・マザコン・ミニコン・ラジコン・リモコン・ロリコン・ミスコン・合コン・オリコン」。全部意味が判るでしょうか?

 「ゲーセン」「コミケ」「コラボ」「アラサー」「エンタメ」「フリマ」「エステ」「エコ」……キリがありません。

 また「DV」(ドメスティック・バイオレンス)(家庭内暴力)。「ATM」(オートマチック・テラー・マシン)(現金自動預入れ支払い機)。「PKO」(ピース・キーピング・オペレーション)(<国連>平和維持活動)などなどローマ字表記も増えて、ときどき、ネットで「検索」して、意味を確かめることが多くなりました。

 「KY」(空気読めない・読めてない)に代表される「KY語」に至っては、我々高齢者にはついて行けない感じです。

 「カタカナ語」や「ローマ字」でない短縮形も増えています。サラ金/百均/デパ地下……。元彼/元カノ/バツイチなどは短縮形というより「新造語」でしょうか。

 文章を書くとき、注意しなければならなくなった事項として「差別用語」というのがあります。これは歴史的には、1962年に、日本民間放送連盟が『放送用語』「避けたいことば」が作成された頃からのようです。

 1972年にはテレビドラマで「きちがいに刃物」という表現が使われ、これが精神障害者への差別として抗議された。翌年1975年以降差別用語に。

 1976年には小学館刊の『ピノキオ』のなかで「びっこ・めくら」という差別表現が使用されており、身体障害者への差別を助長すると名古屋の市民によって抗議をうけた。

 1990年にはカルピスのシンボルマークも「黒人差別」ということで使用中止。(これは言葉ではないが……)

 私たち戦前に成人した年代は、いま「差別用語」とされる言葉が普通に使われる環境で育ちました。ちょっと行き過ぎ「言葉狩り」の感じがしないではありませんが、「差別」問題は微妙な処がありますので、とくに「ブログ」や「SNS」では詳しく触れない方が無難かと思います。

 最近読む書籍(電子書籍)には多く以下のような断り書きが見受けられます。

「底本にある人種・身分・職業・身体等に関する表現で、現在からみれば、不当、不適切と思われる箇所がありますが、著者に差別的意図のないこと、時代背景と作品価値とを鑑み、原文のままにしております。」




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