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zoom RSS 【海外旅行】聖地イスラエル一周の旅日記(3/7)

<<   作成日時 : 2017/05/01 23:51   >>

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【第3日】1987/7/31(土)テルアビブ→カイザリア→ハイファ→アッコー→ナザレ→ティベリアのつづき

●アッコAKKO
 ハイファから北へ22km、歴史は古く、3500年前フェニキア人の町として栄えていたという。

★モスク・アル・ジャザール
 1781年にアフメッド・エル・ジャザールによって建てられた。十字軍時代の教会と要塞の上に建てられたもので、今でも境内に十字軍時代の建物のあとが見られる。ミナレット(モスクの塔)の近くの「小さな二つのドーム」はエル・ジャザールとその養子スレイマンの墓である。

★十字軍地下の町
 聖ヨハネ騎士団という看護慈善団の宿泊所だったところ。入口に続いて小さい中庭があり、下に降りるにしたがって騎士のホールや休憩室、礼拝堂、緊急脱出通路などがある。挿絵は「地下礼拝堂」。
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★ハーン・エル・アフランジ
 「ハーン」は隊商宿のこと。「フランジ」はフランクのことでヨーロッパ全体を意味した。げんざいの「ハーン」は16世紀のものだが、十字軍時代はクララ派の女子修道院であった。13世紀には聖フランシスコがアッコを訪れたことから、今でも「ハーン」の中に「フランシスコ会の修道院」がある。

★ハーン・エル・ウムダン
 「柱頭の宿」とも呼ばれ、18世紀の終わりにエル・ジャザールによって建てられた。1階は「馬舎」2階は「宿舎」になっており建物を支える柱はカイザリアや他の遺跡から取ってこられたもの。正面入口の高い塔は1906年にトルコのスルタン・アブダル・ハミッドの25周年を記念して建てられたもので,その上からの眺望は素晴らしい。
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 国道75号から77号に入り、沿道にはアボガドの木、黄色の花をつけた綿。エズレルの野、イズレエルの谷、エスドラエロンの平野と呼ばれるイスラエル随一の緑地が一望出来ると楽しみにしていたが、あまり高くはないが丘に遮られ,視野はそれ程広くならなかった。イエスの育った「受胎告知」の「ナザレ」に16:00着。キリスト教の聖地なのに、教会敷地内を除けば、町は全く「アラブ」の感じ。

●ナザレNAZARETH
 ガリラヤ湖畔の「ティベリア」から西33キロ。肥沃なエズレル平野を見下ろす小高い丘の上にある。この地で聖母マリアは天使ガブリエルから受胎告知を受ける。また、イエスが幼時を過ごした町である。現在のナザレはイスラム教徒とキリスト教徒が半々に住む人口5万人あまりの町となっている。

★受胎告知教会Basilica of the Annunciation
 紀元326年、コンスタンチヌス帝がその母ヘレナの頼みに応えて、マリアの家のあとに教会を築いた。現在の教会は1966年に建てられた大変新しい中近東最大の教会。三角屋根の大きな聖堂。地下礼拝堂には「マリヤがお告げを受けた洞窟」が残っている。この洞窟の上にビザンチン様式の教会が建てられ、現在の教会もそれを基礎に建築された。二階には世界の国々から寄贈された「聖母子の絵」が飾られている。日本からは真珠をはめ込んだ「花の聖母子」というルカ・長谷川氏の作品が展示されている。

 受胎告知教会のファサードには告知の「天使ガブリエル」と「聖母マリア」、下段に四福音書聖者の彫刻がある。
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◆ルカ福音書から「受胎告知」
 六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。 ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。」

★聖ヨセフ教会The Church of St.Joseph
 ヨセフが大工をしていたところに建てられた教会。大聖堂のすぐ近くにある。地下にはビザンチン時代の礼拝所も残っている。葡萄酒を作った所やサイロもある。

★マリヤの井戸Mary's Well
 マリヤが水を汲んだとされる井戸で、今は石の壁に蛇口が出ている。その水源は50mほど先にある聖ガブリエル教会の地下にある。挿絵は、イエスと同時代の住居跡。
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 16:45ナザレを出て、カナに向かう。小さな町の小さな教会。イエスが初めての奇跡を行ったとされる「カナの饗宴(きょうえん)」の舞台。この通りで土産に「カナのワイン」0.3リットル、3ドル(5シェケル)を買う。挿絵はカナ教会の内部。
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◆新共同訳・新約聖書ヨハネ福音書から「カナの饗宴」
 三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。……イエスが、「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われると、召し使いたちは、かめの縁まで水を満たした。……世話役はぶどう酒に変わった水の味見をした。

 ティベリアのホテルチェックインの時間の関係で、ガリラヤ湖南端のヨルダン川の流れ出すあたりを回っていくことになる。途中車窓から「ハッチンの角(つの)」(700年前イスラム教徒が十字軍を破った古戦場)、そして「変容の山」といわれるタボル山を望み、海抜ゼロメートルの地点から、ガリラヤ湖を眺める。このあたりは、今までのような山肌むき出しではなく緑地が続き、山の感じも柔らかである。

◆マタイ福音書から「変容の山」
 六日の後、イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。見ると、モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合っていた。

●ガリラヤ湖SEA OF GALILEE
 南北22キロ、東西12キロの淡水湖。海抜マイナス210メートルの所にある。「旧約」では「キネレットの海」(ヘブライ語で竪琴の意味)と呼ばれ、しばしば「新約」にも登場する。この湖の特産は「セント・ピータース・フィッシュ」。聖ペテロが捕ったと聖書にあるので、キリスト教徒は「聖ペテロの魚」と呼んでいる。

 ガリラヤ湖の南端、ヨルダン川の流れ出すところに、洗礼を受ける場所が造られてある。この場所で洗礼を受ける人が多く、時には川に流されて死ぬなどの事故が多くなったため、挿絵のような手すり付きで、緩やかな勾配で水の中に入れる設備が造られたという。イエスがヨハネによって洗礼を受けられたのはずっと下流のほう。18:10発。
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 ここ、洗礼(バブテスマ)の場所をあとに、ガリラヤ湖を右に見て北上。ナツメヤシの林が続き、南国調の景色、陽は左の方に沈んでいく。ハマット・ティベリアはかっての火山活動を示す黒い玄武岩地層。温泉もある。湖畔は海浜公園、プールに大きい滑り台、芝生も美しい。18:20ヨルダンリバーホテルに到着。全くのリゾートホテルの雰囲気。213号室。20:00より晩餐。自己紹介を切っ掛けに話が弾む。赤ワイン$10=15シェケル。イスラエルと、ガリラヤの「イエスがあるいた場所」の地図、4+4.5シェケル。

●ティベリアTIBERIAS
 紀元前18年、ヘロデ大王の子アンティパスによって造られた、ローマ皇帝ティベリアスに因んで名付けられた。紀元70年にローマ帝国によってエルサレムが滅ぼされてからは、ユダヤ文化の中心地となり、多くのラビ、学者、哲学者を生んだ。聖典「ミシュナ」や「エルサレム・タルムード」の編纂もこの町で行われた。

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